調停の前日に書面が出る。
主張書面
内容は、
・熊本に出張のため本人は欠席
・離婚も親権も不本意だけど、もし離婚するなら、と言う仮定で、
私を親権者として離婚
解決金なし
養育費2万
面会交流はなし
【理由】
・親権者を母とすることがどれほどの苦痛か
・解決金の給付が無理なようなので養育費で調整する
・30~34歳、大卒、女性の賃金センサスに照らし合わせてみても、平均年収約270万円であり、子どもの利益を損なうものでもない
・面会交流については私から積極的意思がないとのことで今は決めない
反論等
モラ男の出張は明らかに嘘だろ。
しかし悩ましい、解決金なしは腹立たしいけど面会交流なしは願ったり。
解決金は金額の問題ではなく、こちらがどれほど苦痛だったかを知らしめてやりたい。
しかし、私の目的は離婚。
解決金にこだわってる場合ではないので、養育費を「現在の収入」の算定表で支払ってもらうという形で譲歩する。
事前に弁護士に上記伝え3回目の期日に臨む。
3回目
調停委員もすっかり顔なじみのように挨拶をする。
女性の調停委員が、
「実はね、前回の調停で私が強く言いすぎちゃったみたいで裁判所にクレームが入ったのよ」
「『申立人の味方ばっかりしてなんなんだ、お前らグルか』と言われたの」と。
自分の首を自分で締めるだけなのに。
やっぱり今回の欠席はわざとだな。
調停委員も「これでどんな人かわかりました」と。
「相手方は怒ってるみたい、自分ばっかり要求されて面白くないみたい」
「なのでどこかで譲歩してあげる必要がある、例えば面会交流とか」と。
こちらの主張
怒ってるのはよくわかります、というかプライドが傷ついているんですよね?
面会交流についても私が「お願いします、子どもに会ってください」と言えば気が済むんですよね?
こちらが全部おぜん立てしてあげれば満足すると思います。
そういう婚姻生活でした、全て私が用意してやってもらってました。
なのでもうやりたくありません。
無理です、同居期間中で全てやりきりました、悔いはなく、もう二度とおぜん立てはしたくありません。
上記伝えると、大きく頷く調停委員。
「そうなのよね、面会交流については言葉は悪いけど拗ねてるみたい」と。
「こちらの譲歩としては、解決金無しの養育費算定表どおり、それだけです」
「相手方の代理人の苦労のあとがすごく見えるけどこれ以上は」と先生。
「そうなんです、相手方代理人はかなりお困りのようで…」
「なんとか説得材料が欲しいらしいです…」と調停委員。
相手方代理人ね、とても良い先生だからなぁ。私が言う筋合いではないが本当に申し訳ない、どれだけ苦労しているかは想像がつく。
でも頑張ってくれ…。
調停はモラ男欠席のため1時間で終了。
調停委員が「次回成立としたい」ということで次回期日が入る。
「でも相手方の気が変わるかもしれないし、いや変わらないかもしれないし…」
「時が解決するのか、いやしないのか…」
「何とも言えませんね」と調停委員。
元職場へ
早々終わったので元職場へ顔を出す。
ボスがいたのでボスに相手方代理人の書面を見せる。
ボスも内容をみて、
何をしたいのか意味がわからない、解決金を養育費で云々はおかしすぎる。
まぁ苦しいところなんだろうね、普通なら絶対にありえない内容だけどモラ男が絶対に!って言ってるんだろうね。
これ訴訟のほうが早いんじゃないの?と。
でも訴訟になると面会交流も決まってしまいそうだからそれは避けたいし…。
悩ましくもあり嬉しくもあった3回目調停でした。