つるつる路面の中、札幌まで車で荷物を取りに行く。
久しぶり
国道をのろのろ走り、緊張でがっちがちになりながらなんとか到着。
久しぶりに入る家は恐ろしい…。
相変わらずピッカピカのごみ一つ落ちてない部屋。
この家特有の匂いがあり、それが私の気持ちをざわつかせる。
柔軟剤の香りなので悪い匂いではないんだろうけど、まざまざとあの恐ろしい生活を思い出させる。
荷物搬出
引越し業者を頼んでいたので、一心不乱に箱詰めをする。
荷物は段ボール20箱分くらいになる。
箱詰め終わった頃に引越業者さんがきてくれてあっという間に搬出してくれる。
ちなみに引越し業者さんにお願いするときに「離婚調停中で自分と子どもの荷物だけ搬出したいんです」と言うと難色を示され、断られてしまう業者さんもあり。
一番心配していたモラ男の親の襲撃はなし。
不安定
帰りに車の中、あの家に入ったことによりものすごく気持ちが不安定になる。
とりとめもなく、やまもなくおちもなく意味もなく、考える。
・私はモラ男が結構好きだった
・スタイルの良さも好きだった
・理屈っぽいところも好きだった
・知識は豊富で話せば面白かった
・同じところで笑いあえていた
・モラ男が普通の優しさを持ち合わせていたら、人並み程度の思いやりがあれば私は一緒に暮らしていけただろう
・私に対してものすごく攻撃的にさえならなければ
・私に対してものすごい暴言を吐かなければ
・帰宅してから不機嫌な態度を撒き散らさなければ
・私たちは幸せに暮らしたのかしら
・あの家は好きだったな、社宅は好きだった
・子どもの社宅暮らしだったし
・環境はとてもよかった
・私の決断に間違いはないと思うけど
・そもそもの選択を間違った私だから
・何をするにつけ自信がない
・何かを決めるときも、良いことか悪いことか、これを考えてしまう
・メンタルクリニックの先生にも「自分の判断で決めないのか?」と言われたけど
・自分の判断に自信がない
・いつからこんなに自信も力もなくなってしまったのか
・モラ男と暮らしていたからだろうか
・モラ男にことあるごとにケチをつけられ、嫌味を言われ続けたせいか
・でもそこまでモラ男のせいなのか
・もうわからない
・もう力もない
・あのままモラ男と暮らしづつけていたら私は死んだと思う
・私の人生ってなんなんだろう
深く、深く、気持ちが沈んでしまう…。